900×600mm に収まるエンドレス(周回レイアウト)

ホームセンターの化粧板でいちばん出回るサイズ。Nゲージの入門レイアウトの定番。 この広さの板や机にぐるっと1周つながる形=エンドレスが置けるかを、実際に組める形から逆に引きました。22通りあります。カーブ1本あたりの角度から1周の本数と直径を先に知りたいときは エンドレスの大きさ早見表 をどうぞ。

プランの寸法は線路の中心どうしで測った値です。道床は外側へ少し出て、車両はカーブでさらに外へ振り出すので、判定では各辺に合計 50mm の余裕を見込んでいます(=表示の外寸+50mm が板に収まるものだけを載せています)。壁ぎわに置くときや、外側にストラクチャーを置くときはもう少し余裕を見てください。

900×600mmに置けるか — KATO・TOMIXそれぞれの結論

KATOユニトラックとTOMIXファイントラックは連結部の形が違って混ぜて組めないので、「900×600mmに置けるか」の答えは最初にブランドで割れます。下は900×600mmに対する各社の結論です(線路の中心どうしの寸法・各辺合計50mmの余裕込み)。根拠の表はこのあとの各節にあります。

900×600mmで使えるカーブの半径はどこまでか

エンドレスの縦の幅はカーブの直径そのままなので、使える半径は板の短辺だけで決まります。900×600mmなら短辺600mmから余裕50mmを引いて直径550mmまで=半径275mmまで。長辺900mmの余りは直線で埋めます。カーブを買う前に、この表で半径だけ先に決められます。

KATO ユニトラック

KATO ユニトラックなら R249-45(半径249mm・直径498mm)までが900×600mmに収まります。長辺900mmには S248(248mm)を片側1本ずつ・計2本まで足せて、横長のオーバルにできます。

カーブ品番半径円の直径1周の本数900×600mmに置けるか足せるS248
R216-4520-170216 mm432 mm8本置ける片側1本ずつ(計2本)
R249-4520-100249 mm498 mm8本置ける片側1本ずつ(計2本)
R282-4520-110282 mm564 mm8本入らない—
R315-4520-120315 mm630 mm8本入らない—
R348-4520-132348 mm696 mm8本入らない—
R381-3020-140381 mm762 mm12本入らない—
R481-1520-160481 mm962 mm24本入らない—
R718-1520-150718 mm1,436 mm24本入らない—

TOMIX ファイントラック

TOMIX ファイントラックなら C243-45(半径243mm・直径486mm)までが900×600mmに収まります。長辺900mmには S280(280mm)を片側1本ずつ・計2本まで足せて、横長のオーバルにできます。

カーブ品番半径円の直径1周の本数900×600mmに置けるか足せるS280
C103-30(スーパーミニ)1111103 mm206 mm12本置ける片側2本ずつ(計4本)
C140-30(ミニ)1112140 mm280 mm12本置ける片側2本ずつ(計4本)
C177-30(ミニ)1113177 mm354 mm12本置ける片側1本ずつ(計2本)
C243-451855243 mm486 mm8本置ける片側1本ずつ(計2本)
C280-451851280 mm560 mm8本入らない—
C317-451852317 mm634 mm8本入らない—
C354-451856354 mm708 mm8本入らない—
C391-451858391 mm782 mm8本入らない—
C541-151853541 mm1,082 mm24本入らない—
C605-101870605 mm1,210 mm36本入らない—

本数はそのカーブだけで円を閉じるときの数です(角度が360°を割り切るカーブのみ載せています)。半径ごとの直径と本数を横並びで比べるなら エンドレスの大きさ早見表 へ。

900×600mmに複線(2本並べて走らせる)エンドレスは置けるか

複線の外側の円がそのまま外寸になるので、置けるかどうかは外側の半径だけで決まります。半径の差がちょうどメーカー標準の複線間隔になるカーブどうしを重ねると、そのまま並走する2本の輪になります。下の表は900×600mmに対する判定です(上のプラン一覧は単線の形だけなので、複線はここで別に見てください)。

KATO ユニトラック(複線間隔 33mm)

KATO ユニトラックなら置けます。いちばん大きく取れるのは R216-45+R249-45(外側の直径498mm・カーブ計16本)。長辺900mmには S248(248mm)を内側・外側の各列に片側1本ずつ足して、横長の複線オーバルにできます。

内側+外側1本の角度カーブの本数外側の直径900×600mmに置けるか足せるS248
R216-15+R249-1515°各24本・計48本498 mm置ける片側1本ずつ
R216-45+R249-4545°各8本・計16本498 mm置ける片側1本ずつ
R249-15+R282-1515°各24本・計48本564 mm入らない—
R249-45+R282-4545°各8本・計16本564 mm入らない—
R282-15+R315-1515°各24本・計48本630 mm入らない—
R282-45+R315-4545°各8本・計16本630 mm入らない—
R315-45+R348-4545°各8本・計16本696 mm入らない—
R348-30+R381-3030°各12本・計24本762 mm入らない—

TOMIX ファイントラック(複線間隔 37mm)

TOMIX ファイントラックなら置けます。いちばん大きく取れるのは C140-60(ミニ)+C177-60(ミニ)(外側の直径354mm・カーブ計12本)。長辺900mmには S280(280mm)を内側・外側の各列に片側1本ずつ足して、横長の複線オーバルにできます。

内側+外側1本の角度カーブの本数外側の直径900×600mmに置けるか足せるS280
C103-30(スーパーミニ)+C140-30(ミニ)30°各12本・計24本280 mm置ける片側2本ずつ
C103-60(スーパーミニ)+C140-60(ミニ)60°各6本・計12本280 mm置ける片側2本ずつ
C140-30(ミニ)+C177-30(ミニ)30°各12本・計24本354 mm置ける片側1本ずつ
C140-60(ミニ)+C177-60(ミニ)60°各6本・計12本354 mm置ける片側1本ずつ
C243-15-PC+C280-1515°各24本・計48本560 mm入らない—
C243-45+C280-4545°各8本・計16本560 mm入らない—
C280-15+C317-15-PC15°各24本・計48本634 mm入らない—
C280-45+C317-4545°各8本・計16本634 mm入らない—
C317-15-PC+C354-15-PC15°各24本・計48本708 mm入らない—
C317-45+C354-4545°各8本・計16本708 mm入らない—
C354-15-PC+C391-15-PC15°各24本・計48本782 mm入らない—
C354-45+C391-4545°各8本・計16本782 mm入らない—

内側と外側を行き来させるポイント(分岐器)は当サイトでは扱っていません。半径ペアの一覧は 複線エンドレスの半径ペア早見表 へ。

900×600mmのエンドレスは1周何mmか(編成の長さとどう釣り合うか)

1周の長さはカーブの円周(直径×3.1416)+足した直線の合計で決まります。編成が1周に対して長すぎると、走らせたときに先頭が最後尾に追いついた見た目になります。900×600mmでいちばん長く取れるのはTOMIX ファイントラックのC243-45を使った形で、1周 約2,087mm(20m級で約14両ぶん)です。

当サイトが実際に列挙した900×600mm向けのプラン22通りでは、1周は647mm〜2,185mm(中央値1,853mm)でした。カーブだけの真円より、直線を足したオーバルのほうが1周は長くなります。

KATO ユニトラック

900×600mmに入るいちばん大きいカーブ R249-45(半径249mm)だけで円にすると1周 約1,565mm。20m級(1両約140mm)なら約11両でこの1周が埋まります。ここに S248(248mm)を片側1本ずつまで足せるので、この直線だけで伸ばすと最長で1周 約2,061mm(約14両ぶん)になります(残った余白にもっと短い直線を足せば、さらに伸ばせます。次の節に余白の実数を出しています)。

足すS248外寸(中心線)1周の長さ1周を埋める20m級の両数5両編成が1周に占める割合
なし(真円)498 × 498 mm1,565 mm約11両45%
片側1本ずつ(計2本)746 × 498 mm2,061 mm約14両34%

TOMIX ファイントラック

900×600mmに入るいちばん大きいカーブ C243-45(半径243mm)だけで円にすると1周 約1,527mm。20m級(1両約140mm)なら約10両でこの1周が埋まります。ここに S280(280mm)を片側1本ずつまで足せるので、この直線だけで伸ばすと最長で1周 約2,087mm(約14両ぶん)になります(残った余白にもっと短い直線を足せば、さらに伸ばせます。次の節に余白の実数を出しています)。

足すS280外寸(中心線)1周の長さ1周を埋める20m級の両数5両編成が1周に占める割合
なし(真円)486 × 486 mm1,527 mm約10両46%
片側1本ずつ(計2本)766 × 486 mm2,087 mm約14両34%

両数は1両=約140mm(20m級・連結面まで)で割った目安で、1周をすきまなく埋めたときの数=おすすめの編成長ではありません。実際に走らせるときの目安になるのは右端の列で、5両編成(約700mm)が1周に占める割合です。この割合が大きいほど、先頭と最後尾が同時に目に入ります。16m級・18m級の車両や貨車は1両が短いので両数は増えます。実際の全長は各メーカーの製品ページで確認してください。カーブ別の直径と1周の本数は エンドレスの大きさ早見表 に一覧があります。

900×600mmにオーバルを置いたあと、板にどれだけ余白が残るか

線路が入っても、ホームや建物を置く場所が無ければ形になりません。ここでは板の辺から、余裕50mmとオーバルの外寸を引いた残りを実数で出しました。数字は線路の中心どうしの寸法から計算しています(すでに道床のはみ出しと車両の振り出しぶん50mmを引いたあとの残りです)。

KATO ユニトラック

900×600mmに入るいちばん大きいカーブ R249-45(直径498mm)で組んだときの余白です。短辺600mm側に残るのは52mm(手前と奥へ振り分けて片側26mm)で、これは直線を何本足しても変わりません(縦はカーブの直径のままなので)。長辺側は直線を足すほど減ります。

足すS248オーバルの外寸(中心線)長辺900mm側に残る余白左右に振り分けた片側
なし(真円)498 × 498 mm352 mm176 mm
片側1本ずつ(計2本)746 × 498 mm104 mm52 mm

いちばん横へ伸ばした形で長辺に残るのは104mmで、KATO ユニトラックのいちばん短い直線(62mm)を左右へ1本ずつ入れるにも足りません。ここは線路ではなく余白として使うことになります。

TOMIX ファイントラック

900×600mmに入るいちばん大きいカーブ C243-45(直径486mm)で組んだときの余白です。短辺600mm側に残るのは64mm(手前と奥へ振り分けて片側32mm)で、これは直線を何本足しても変わりません(縦はカーブの直径のままなので)。長辺側は直線を足すほど減ります。

足すS280オーバルの外寸(中心線)長辺900mm側に残る余白左右に振り分けた片側
なし(真円)486 × 486 mm364 mm182 mm
片側1本ずつ(計2本)766 × 486 mm84 mm42 mm

いちばん横へ伸ばした形(S280を片側1本ずつ)でも長辺に84mm残ります。ここへは S33(端数)(33mm)なら片側1本ずつ・計2本まで入り、1周は約66mm伸びます。長さ別に何で埋められるかは レール品番の一覧の隙間埋め早見表にあります。

この帯に何が置けるかは、置きたい製品の実寸(ホームの長さ・建物の奥行き)と見比べてください。当サイトは線路以外の寸法を収録していないので、「置ける/置けない」は判定していません。オーバルの内側にも空きができますが、内側の実際の幅は道床の幅だけ狭くなり、その値も収録していないため数字を出していません。

KATO ユニトラックで900×600mmに収まるプラン

15通り見つかりました(大きい順に8通りを表示)。板をいっぱいに使える大きい形から並べています。

12本のプラン

全長 2,185mm

必要スペース 約 790 × 542 mm(余裕込みで約 840 × 592 mm)

この構成(S248×4・S62×2・R249-45×8)のプランをすべて見る

10本のプラン

全長 2,164mm

必要スペース 約 765 × 545 mm(余裕込みで約 815 × 595 mm)

この構成(S248×4・R249-45×4・R282-45×4)のプランをすべて見る

10本のプラン

全長 2,164mm

必要スペース 約 779 × 531 mm(余裕込みで約 829 × 581 mm)

この構成(S248×4・R249-45×4・R282-45×4)のプランをすべて見る

10本のプラン

全長 2,164mm

必要スペース 約 793 × 517 mm(余裕込みで約 843 × 567 mm)

この構成(S248×4・R249-45×4・R282-45×4)のプランをすべて見る

12本のプラン

全長 2,185mm

必要スペース 約 808 × 498 mm(余裕込みで約 858 × 548 mm)

この構成(S248×4・S62×2・R249-45×8)のプランをすべて見る

10本のプラン

全長 2,061mm

必要スペース 約 746 × 498 mm(余裕込みで約 796 × 548 mm)

この構成(S248×4・R249-45×8)のプランをすべて見る

11本のプラン

全長 2,061mm

必要スペース 約 746 × 498 mm(余裕込みで約 796 × 548 mm)

この構成(S248×4・S124×2・R249-45×8)のプランをすべて見る

12本のプラン

全長 2,061mm

必要スペース 約 746 × 498 mm(余裕込みで約 796 × 548 mm)

この構成(S124×4・R249-45×8)のプランをすべて見る

TOMIX ファイントラックで900×600mmに収まるプラン

7通り見つかりました。板をいっぱいに使える大きい形から並べています。

12本のプラン

全長 2,087mm

必要スペース 約 766 × 486 mm(余裕込みで約 816 × 536 mm)

この構成(S140×4・C243-45×8)のプランをすべて見る

10本のプラン

全長 1,807mm

必要スペース 約 626 × 486 mm(余裕込みで約 676 × 536 mm)

この構成(S140×4・C243-45×8)のプランをすべて見る

8本のプラン

全長 1,527mm

必要スペース 約 486 × 486 mm(余裕込みで約 536 × 536 mm)

この構成(S140×4・C243-45×8)のプランをすべて見る

8本のプラン

全長 1,112mm

必要スペース 約 330 × 354 mm(余裕込みで約 380 × 404 mm)

この構成(C177-30(ミニ)×4・C177-60(ミニ)×4)のプランをすべて見る

10本のプラン

全長 1,160mm

必要スペース 約 401 × 280 mm(余裕込みで約 451 × 330 mm)

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8本のプラン

全長 880mm

必要スペース 約 261 × 280 mm(余裕込みで約 311 × 330 mm)

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